頭のよさ

ネットでいろいろ読んでいると、やっぱり頭のいい人というのがいることに気付きます。彼らはやっぱり頭のできが違います。
それでは具体的にどう違うのか、と考えてみたりしました。
そうは言ってもなかなかうまく言葉にならないのですが、大まかに分けると以下のとおりです。

  • 頭の回転が速い人
  • 記憶力のある人
  • 決断力のある人

最後の決断力のある人ってのは、あまりネットでは見かけません。そういう人は、たぶん文章を書いてネットに公開しようとか思わないでしょう。そういう人は即断即決が強みなので、物事をダラダラと考えるようなことはしない気がします。
で、頭の回転の速い人と記憶力のある人についてです。この両者は一緒にされることがあるようですが、全然違います。あくまでも感覚的な部分になりますが、頭の回転が速い人の場合は、見ていて理解できることを書きます。僕は残念ながらそういう人種には属していないのでうまい例を挙げられないのですが、要するに物事を順序立ててきちんと説明ができる人です。
頭の回転の速さに必要なのは、同じことばかりを考えずに一つずつ思考を進めていくことと、そしてなにより大事なのは、そのとき考えていたことを忘れないことだと思います。考えている途中に自分がなにを考えていたのか忘れると、自分にも他人にも理解できない思考になります。他人に理解できないのは、話が飛んだりするという形で現れます。自分に理解できないのは、考えている途中で目的を忘れたり、全然関係ないことを考え始めたり、文章にしてみたら話がつながっていなかったりします。特に最後の文章は悲惨で、僕も最近はそんな文章ばかり書いています。
そして、もう一つの記憶力のある人ですが、この場合は理解できない文章を書きます。上述のとおり、考えている途中で考えていることを忘れて話がつながらなくなり、結果として理解できなくなることもあります。少なくとも僕はそうなのですが、長期的な記憶力と短期的な記憶力は必ずしも両立しません。一度覚えたことは忘れない代わりに、考えている途中のことは簡単に忘れます。どうでもいいことばかり覚えているせいで、新しい情報が入りにくいのかもしれません。しかしそんなことより問題なのは、記憶力というのは個人の資質、才能によるものだということです。つまり、理解できないというのはこういうことです。「資格試験なんて覚えるだけだから簡単だ」というような言説のことです。覚えられればそりゃ簡単だろうが、覚えられないんだから難しいんだ、ということが理解できないのです。
昔からよく言われていることですが、頭の回転の速さと記憶力は全然違うものなのだと、最近はつくづく実感します。