Musical Baton

トラックバックが二つ来ていたのはミスだったようなので、片方消しておきました。
Musical Batonなるものが回ってきました。発信元はhttp://d.hatena.ne.jp/naecoel/20050617/1119024730です。うーん。全然知らない名前ばかりです。しかしまあ、キーワードのパッケージ写真を見ると、なんかすごくかわいいですね…。それで買いたくなる、なんて言ってるから実力派のミュージシャンが少ないのでしょうか。
さて、id:naecoelさんが誰なのかよく分からないのですが、すずしろさんの名前とROという話題が出ていることから、おそらくは「はぁ…」な人でしょう。何のことやら分からないかも知れませんが、たぶんご本人には分かるのではないかと思います。
では、質問に答えてみたいと思います。

コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量

1.42 GB (1,530,939,476 バイト)です。
My Music以外のフォルダにはもっと入っているかも知れませんが、とりあえずはこれだけですね。しかし、そんなに集めているつもりはなかったのですが、結構たくさん入ってますね。まあ、MMORPGとかのBGMとかもコピーしているからでしょう。僕は、結構BGMが好きなのです。歌曲は悪くないのですが、他の作業をしているときに歌曲を流すと、歌詞に気を取られて気が散ってしまいます。

今聞いている曲

えーっと。何でしょうこれ。One Step Closerという曲ですね。MMORPGラグナロクオンラインで、一番最初に訪れるマップである初心者修練場のBGMです。他の場所で流れることはないBGMです。

最後に買ったCD

CDっていうのは高すぎると思いませんか。ということで、基本的にCDを買う習慣はありません。社会人になれば、少しは金銭的な余裕が出てくるとは思いますが、それでも買うことはないでしょう。一応、買ったことがないわけではありません。最後に買ったのは以下のCDです。

2001年ですね…。3年半も前のことになると思うと、感慨深いものがあります。普通のCDより安いのに2枚組という、ちょっとお得なCDでした。ちなみに、発売日は僕の誕生日だったりします。

よく聞く、または特別な思い入れのある5曲

えー…。5曲ですか。そんなにありますかね…。

Keep on lovin' you

思い入れと言っても、フリーで配布されている短縮版しか持っていません。アニメ2ちゃんねるというFlashで使われていたのが非常に印象に残っています。Flashに使われてみると、本当に普通のアニメの主題歌という感じがします。しかしながら、そういう曲って実際に意識して探してみると、なかなか見つからないものです。アーティストというのは、「普通」とか「変わり映えのしない」とかいうことを避ける人種なのでしょうね。
ちなみに、「飽きない程度に聴いてください」というコメントが寄せられているそうですが、変わった技巧は使われていないので、飽きるような曲ではないと思います。

K

THE LIVING DEAD

THE LIVING DEAD

このCDの6曲目ですね。歌詞を頭から終わりまで全部覚えるくらいは聴きました。ちなみに、ROで「週末の大通りを黒猫が歩く」という名前の露店を出すと、次々とKの歌詞を連ねた露店が出されます。

Dancing Christmas in the 13th Month

ROの未実装BGMです。日本で実装されるのは今年の秋頃になるとか。ニブルヘイムというマップで流れるBGMになる予定だそうです。

先行者のマーチ

PHSの着信メロディに設定しています。先行者のマーチで、ほとんどの機種のデータが入手できると思います。ちなみに、一部だけ歌詞を紹介します。歌い出しです。

赤い隣国眺めたら ビームがビュンビュン飛んでくる

すごい歌詞だと思いませんか。

風になる

風になる (「猫の恩返し」 主題歌)

風になる (「猫の恩返し」 主題歌)

正直、そこまで思い入れがあるわけではないのですが、なかなか思いつかなかったので…。でもまあ、好きな曲です。この曲をきっかけにつじあやのさんの曲は一通り聴いたのですが、いいと思ったのはこの曲だけでした。なぜでしょう。メディアの影響でしょうか。

バトンを渡す5人

さあ、問題はここです。ブログをやっている知り合いが5人もいないという問題もありますが、それ以上にこれって、そもそもやっていいのでしょうか。他人がやる分には好きにすればいいと思いますが、自分でやる場合はちょっと考えざるを得ません。
Batonというキーワードには、現時点で以下のように記述されています。

Musical Batonに端を発するブログ版不幸の手紙
これこれのネタについていくつかの質問に答え、さらに3〜5人に渡すこと。というシンプルなルールで構成される。がどう考えても不幸の手紙と大して変わらない。

キーワードとしては、あまりに記述が主観的で感情的すぎる印象はあります。しかし、それはそれとして、問題点の指摘としては一理あるでしょう。そんなことはキーワードではなく、自分のブログに書け、と思いますけども。
そもそも、不幸の手紙チェーンメールが問題となる理由として三つが挙げられます。

  1. ネットワークリソースを浪費すること
  2. 内容によって不安を煽られること、正確性の不明な情報が流れること
  3. 同じ内容の情報が何度も送られてくる可能性があること

僕の調べた限り、問題となるのはこれだけでした。他の理由があったら、また別途考えてみたいと思います。

ネットワークリソース

さて、一つ目のネットワークリソースの問題です。これは、郵便やメールの場合は大きな問題となります。郵便料金はただではありませんし、メールだって、大量のチェーンメールを回すことを主眼に置いた設計ではありません。もっとも、現在のインターネットならば、チェーンメール程度何とか回せてしまうだろうとも思うのですが。ともかく、問題であることは確かです。ただでさえ、現在はスパムメールによって圧迫され続けていて、余裕のない状況ですので。一方、ブログの場合、トラックバックによってコミュニケーションを取ることは、本来の設計思想です。トラックバックを飛ばすことが問題となるとは考えにくいと言えます。ただし、トラックバックには使用目的というものがあり、Musical Batonにおけるトラックバックの使い方は、その本来の目的にそぐわないものです。これについてはあとで述べることにします。

内容について

これは、チェーンメールの場合も議論になったのを見たことがあります。チェーンメールであっても内容がいいならいいではないかということですね。しかし、チェーンメールの場合は一つ目の問題が依然として残りますので、内容がどうあれ問題だとされました。では、Musical Batonの場合はどうでしょう。もし一つ目の問題がクリアされたのなら、内容自体は問題ないのではないでしょうか。あくまでもその人の趣味や趣向を述べているだけですので、不安を煽ることもないし不正確な情報ということもありません。軍歌を五つ並べたりしたら、「この人はやばいんじゃないか」なんて考えて不安に感じる人もいるかも知れません。しかし、誰がどんな歌が好きであろうと、それは個々人の思想、信条であり、他人に干渉される筋合いはないでしょう。また、その表明が妨げられるべきではないでしょう。

同じ内容の情報

Musical Batonの場合、何度もトラックバックが来るということが該当しますね。この場合、すでに過去ログがあるのだから、飛ばす側がちょっと注意していれば気付くでしょう。気付かなかったとしても、すでに答えているのだから過去ログを示すなり無視するなりすればいいだけのことです。僕には、これが問題になるとは思えません。

トラックバックの目的

以上のことから、僕は既存のチェーンメールにおける問題点は、Musical Batonには当てはまらないと考えます。しかし、新しい問題点が挙げられます。それは、トラックバックの使用目的にそぐわないということです。
トラックバックは本来、相手の記事に対する言及を示すための機能です。しかしながら、Musical Batonは相手の記事ではなく、相手そのものにトラックバックを飛ばすことになります。その人の記事に対して言及しているわけではありません。本来、受動的に、誰かの行動を受けて使われるべきトラックバックを、広告的に、能動的に使っています。
これについては、二通りの考え方があると思います。
一つ目は、本来の目的にそぐわないから問題であって、やめるべきだとする考えです。この考えに従うと、現在のはてなIDトラックバックも同様の問題をはらみます。記事内に相手のIDを記述するだけで、自動的にトラックバックを飛ばすからです。このとき、トラックバックの一般的な条件は満たしていない場合が多いでしょう。
二つ目は、はてなIDトラックバック同様、機能を柔軟に使っていこうとする考え方です。本来は相手の言説に言及するための機能であっても、新しい使い方ができるのなら使っていけばいいではないかということです。このような発想の場合、新しい使い方に問題がないかどうか考えなければなりません。しかしながら、現状のはてなIDトラックバックを見る限り、批判はあっても大きな問題はないように思えます。従って、Musical Batonの場合も許容されうるのではないでしょうか。

雑感

あまり関係はないのですが、ちょっと思いついたことを記しておきます。僕は、それぞれの人の人格と意見は切り離して論じるべきだと考えています。つまり、その人がどういう人であれ、意見は意見として尊重されるべきだと思うのです。例えば、小学生の言ったことだから無視して、大学教授の言ったことだから大事だ、という発想は良くないということです。誰の意見であっても、重要なのは中身です。大学教授と言っても、ゲーム脳の森教授*1のような人もいますし。
そういう考え方で言えば、IDに対してトラックバックを飛ばすということは、人格に対して言及することに他なりません。意見に対しては、評価しようが批判しようが、あるいは罵倒しようが構わないでしょう。人格と意見を切り離しているなら、どれほど意見を批判しても問題はないと思います。しかしながら、IDトラックバックの場合は人格に直接言及します。この場合、言及内容には注意を払うべきではないでしょうか。内容によっては、相手の名誉を毀損することにもなりかねません。
これは、人格と意見を明確に分離できていない場合に、意見を批判した場合にも起こり得ます。人格と意見を分離できていないがために、意見への批判のはずが、人格への批判ともなってしまうのです。…と書いても、具体例がイマイチ思い浮かびませんが。フェミニストの田島先生がいい例でしょうか。男性優位の社会構造への批判のはずが、それを通り越して個々の男性への批判になってしまっているように見えます。

追記

naecoelさんへのトラックバックが、なぜか三つも飛んでいます…。謎…。IDトラックバックと手動トラックバックで、二つになるはずなのですが。まさか、記事へのリンクを張ったことでトラックバックが飛んでしまったのでしょうか。こうなると、自動トラックバックは少々お節介な気がしてきますね。オフにできるでしょうか。

*1:論文の内容以前に、その論理展開の稚拙さや手法を批判されている。