バトン

半年ほど前に初めて見かけたのですが、いまだにバトンというのが流行っているようです。僕も、このブログではありませんが、いくつか答えてみました。
徐々に反論の声は小さくなってきているようです。Musical Baton - シークの日記という記事でちょっと考えてみたことがあるのですが、今になってみても、やはりこれと言った問題があるとは思えません。批判している文章を読んでも、僕が見る限りは「悪いものは悪い」という内容ばかりで、具体的な理由を示したものはありません。もしあれば、紹介していただければ幸いです。
ちょっと探してみた限りではhttp://www.doblog.com/weblog/myblog/39230/1550680がかなりよくまとまっています。しかし、この文章も例外ではなく、伝播するものはすべて悪いという結論のみであり、その理由にまでは言及していません。そもそも議論をする際に重要なのは、理由です。理由のない結論に意味はありません。
唯一気になった問題は、バトンを回す相手に答えることを強要するということです。一理あるような気はします。嫌なら答えなければいいだろうと思うのですが、なかなかそうもいかないのかも知れません。しかし、これはバトンを渡す側と受ける側の人間関係の問題でしょう。はさみの議論と同じことです。はさみによってケガをする人は少なからずいるでしょう。しかし、それは使い方を誤っているのであって、はさみは悪いわけでも不必要なわけでもありません。ケガをするような使い方をするのがいけないのです。

追記

バトンを回す際にトラックバックを飛ばす、ということはほとんど行われなくなったようです。これで、僕が感じていた問題点はなくなったように思えます。
バトンに限らず、批判をする場合は、何が悪いのかという点を明確にすべきです。そしてバトンの場合、チェーンメールにおける問題点は当てはまらないと言えます。理由については上に挙げた記事をご覧ください。また、チェーンメールにはないバトン特有の問題点も、今のところ思い当たりません。