バリアフリーのおもしろい現実

朝日新聞で見たのですが、最近、バリアフリー化ということで施設はずいぶん整ってきているのですが、使おうとしても断られるということが多いそうです。
確かに、障害者の人が施設を利用するとなると、設備だけでなく、かなり多くの人が必要になりますね。少なくとも数人の人が手助けしないと、なかなか動けないでしょう。となれば、コスト削減ということで断ったりすることは十分考えられることです。
ただ、これってどうなんでしょうねえ……。コストがかかるのなら、それは利用者がコストを負担すべきなのではないでしょうか。確かに障害があるというのは大変だと思いますが、障害者だけ、自分のためにかかっているコストを負担しなくてもいいということにはならないと思うんですよね。受益者負担ってやつです。もっとも、受益者負担なんてあまり厳密に言い出すと、大規模なことは何もできなくなってしまうのでほどほどに考えないといけないのでしょうけど。
ただ、現在の日本で、そんな身の丈にあまるような大規模な事業をやっている場合ではないでしょうから、それぞれの人が、それぞれで負担できる程度のことをやっていけばいいのではないでしょうか。