村上容疑者の戦略

マスコミ関係に知人がいるんですが、その人がおもしろいことを聞きつけてきました。別にマスコミでなくても分かることなんでしょうけど、村上容疑者の戦略ってやつです。
まず、罪を認めてしまったのは、その方が拘留期間が短くなるからだそうです。堀江容疑者の方は、罪を認めていないがために、延々拘留されていますしね。
ここで裁判となっても、会社の実体はシンガポールにある上、読売新聞経由の情報によると、すでに資金の大半は別法人に退避させているため、没収されることはないのだそうです。さらに、恭順の意思を示していることから裁判も有利に進み、判例から言えば、懲役3年執行猶予4年が妥当なラインだろうと言われているそうです。
要するに、執行猶予だけもらったらとっとと海外へ逃げて、あとは他の人を使ってカネ稼ぎを再開すればいいって話らしいです。
まあ、うまいことやるものですね。本当に頭のいい人です。お前も村上ファンドに入って、そうやって狡賢く生きろとか言われましたが、僕にはとても真似できません。能力的にも真似できませんが、人として真似ができない気がします。お金を右から左に動かすだけで稼ぐなんて、どう見ても非生産的ですし、真っ当な稼ぎ方でもありません。
そもそも、なぜ株取引なんてのがなされているのでしょう。資金が必要な会社に投資するという本来の株の目的を考えれば、株取引そのものが必要ありません。