涼宮ハルヒの驚愕

発売日が決まるずいぶん前から、儲けよう、儲けようとする態度を隠そうともしないことに嫌気がさしていましたが、それでも買ってしまいました。分量的には一冊で出してもよさそうなものだったのですが、上下巻に分けたのは値段を上げるためでしょうか。なんかせこいです。そんなことをするくらいなら、一冊を1200円で売って欲しかったですね。
あまりに間が空いてしまったのでさすがに楽しめないかと思っていましたが、そうでもありませんでした。2時半までかけて一気に読んでしまいました。ライトノベルはだいたいどれもそうですが、話が進むにつれて、前の巻の内容を前提とすることが多くなってややこしくなってきます。そういうことが気にならないなら、なかなか楽しめるんじゃないかと思います。ごちゃごちゃとややこしいことをしている割には、少なくとも1回読んだだけで見つかるような破綻もなくまとまっています。
発売が遅れた理由は特にないと書いてありました。本当かどうか怪しいものだと思います。販売側があまりに露骨に儲けようとしすぎていて、とても信じる気にならないというのが正直なところです。