スマートフォンの必要性

最近はスマートフォンがずいぶん話題になっているように感じます。
僕の情報収集はTwitterGoogle Readerを使うことがほとんどなので、かなり偏っているとは思います。それでもたぶん、だいぶ世間一般の方向性として、フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が進んでいるように思えます。
で、僕は10年前からずっとPHSのユーザーでした。そしてあまり知られていないかもしれませんが、PHSの提供事業者であるウィルコムは、いわゆるスマートフォンを昔から出していた会社です。もっとも、当時はiOSAndroidもなかったので、それほど売れませんでしたが。一部のマニアにはそれなりに有名な、W-ZERO3という機種が出ていたりしたのです。じゃあ買ったのかと言われると、実は買ってないんですけど。
当時も今もそうですが、いろいろ考えてみても、結局のところ買う理由がないのです。おそらくスマートフォンの最大の利点は、たぶんW-ZERO3の頃からずっと、ウェブにアクセスしやすいことです。逆に言えば、ウェブ以外の機能はフィーチャーフォンより劣ると言っても過言ではないと思います。
そして、ウェブへのアクセスに必須となるのがパケット通信です。で、今も昔も、とにかくこれが高いのです。むしろ昔の方がよほど安かったとすら言えます。PHSですから。もっとも、今でもPHSなら安いのですが、残念ながらPHSパケット定額プランであるところのウィルコム定額プランGSは、たぶん提供されていません。されているのかもしれませんが、少なくとも僕は契約する方法を知りません。
まとめると、スマートフォンの利点はウェブであり、その対価として月に5000円くらいの金額を請求されるわけです。そして僕は、手元の端末でウェブを使うということのためだけのために、月に5000円も出す気になれないのです。
実際のところ、それほどの価値はあるのでしょうか。僕には、とてもそうは思えません。