理解できた靖国参拝の理由

以前僕は、靖国神社へ参拝する理由がさっぱり分からないと書きました。首相は国益のために働くべき人間であるのに、靖国神社に参拝することによって得られる国益がまったくないと感じたからです。
しかし、この問題に対するかなり明快な解答を見つけました。「靖国」の問題なのか? - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記/はてダ版です。確かに周辺各国のバランスを考えれば、むやみに中国と友好的になるのも問題があります。現状ではけんかを売っているようにしか見えませんが、これ以上うまいバランスの取り方が思いつかなかったのでしょう。となれば、これは手法の巧拙の問題です。そもそもやるべきかやらざるべきかという問題ではなくなってきます。
それから、http://d.hatena.ne.jp/andy22/20050525#p1という記事も見つけました。そもそも死後の世界を信じない人は靖国問題をどう考えるのか、という疑問が提起されていました。で、僕は死後の世界なるものも信じていませんし、宗教も信じていません。しかし、それでも靖国問題はやはり問題なのです。なぜなら、それによって中国の人たちの神経を逆なでしているからです。結局、この問題は死者への礼儀が焦点ではないのです。生きている人たちの態度が問題なのです。したがって、決して宗教論議ではないと思います。
あと、またいわずもがなのことですが、太平洋戦争の最大の犠牲者というべき沖縄戦や空襲、原爆で死んだ民間人は祀られていません。という記述もありました。これでは、そもそも戦争への犠牲者に対する施設として落第でしょうね。