社長との会話

就職活動中、あるベンチャー企業会社説明会を受けました。
そこで、社長と話す機会があり、なんでも質問していいというので、ちょっと思い切った質問をしてみました。
SNSをビジネスに応用するという説明がありましたが、SNSというのはビジネスに応用できるものなのでしょうか。プロフィール情報がそれほど有意義とも思えません。また、応用の具体的なシナリオはありますか。」
という感じです。圧迫面接の定番の決めゼリフ「具体的に」を盛り込んだ、我ながら嫌らしい質問です。しかし、社長と名乗るだけあって、僕程度の質問にはまったく動じませんでした。
SNSの応用に関しては、アメリカでの調査*1を受けて、そのままでは使えないとの結論に達しました。従って、枠組みを応用していくことになります。具体的なシナリオとしては、登録する情報としてスキルや経歴を盛り込み、プロジェクト始動の際にヘッドハンティングする形で人材を見つけていけるサービスにしていきたいと考えています。」
とまあ、このような内容でした。実際はより具体的な例を盛り込んでいたりして、驚かされました。確か、マサチューセッツ工科大あたりへ留学してきたという話でしたが、さすがにエリートは違うというところなのでしょうか。ぜひ僕も、そうやって具体的にものを語れるようになりたいものですが、たったこれだけのセリフのためにどれほどの調査や研究を為してきたかが透けて見えるので、その難しさにはたじろいでしまいます。もちろん、その社長が自分一人でやったわけではないでしょう。組織力があったからこそ、それだけ具体的なシナリオを語れるのだと思います。

*1:もっと具体的な話がありましたが、調査名などは忘れてしまいました。