靖国神社の問題について

トラックバックがあったのでコメントをしようと思ったのですが、なぜかしばらくアクセスできなかったのでずいぶん遅れてしまいました。元の記事はid:secseek:20050527:1117174422です。
http://pekon.mints.ne.jp/hiepita/blog/archives/2005/05/post_178.htmlという記事です。僕の記事に対する言及は以下の内容になります。

しばらく何もなかったのに、どうも、この一ヶ月で急激に

また「屠卒(とそつ=牛や豚などの屠刹{とさつ}を職業とする雑兵)はこの限りにあらず」として、被差別部落の人々も排除された。

の文字列が流れていっているようだ。

できればリンク先をご覧になってください。このような内容になっているのですが、僕は屠卒の人々に関して言及した記憶はありません。僕はこれでは、そもそも戦争への犠牲者に対する施設として落第でしょうね。と書きました。これは屠卒の人々ではなく、沖縄戦や空襲、原爆での犠牲者が祀られていないことに対して述べたものです。また、僕は「戦争への犠牲者に対する施設」と書きましたが、これはいわゆる皮肉です。僕の理解している限りでは、靖国神社は国家への功労者をたたえる為の施設であって、犠牲者への追悼を行うための施設ではないと認識しています。つまり、もともと目的が違うので、落第とかいう評価もおかしいということです。
ちなみに部落差別に関しては、あまりに知識がなさ過ぎるためになんとも言えません。ただし、議論は事実を基にしてするべきで、もし事実でないなら訂正する必要があるのは確かだと思います。
前にも書きましたが、僕の記事も含めて、ネット上の記事はほとんどの場合、その内容が事実であると証明する手段がありません。また、事実であったとしても、DHMOの例があります。断片的な文字列に対する言及は多く見られるかと思いますし、僕自身そういう言及を今までもしていますが、読む方としては断片的で偏った記述であることを認識しながら読むべきだと思います。
そのような断片的で偏った記述を、そうと認識しながら公開することは無責任なのでしょうか。将来趣旨換えする可能性はありますが、今のところ僕は、そうは考えていません。断片的な記述に対して、マスメディアのように社会的な責任を負わず、自由に意見を述べられることこそが、ネット、あるいはブログの利点でもあり、欠点でもあると考えるからです。