ふと気付いたこと

Ragnarokグループのブログに、RMTに関する文章を書いてみました。あとで振り返ってみると、あの文章、40分程度で書いています。
その時の環境は、サブノートに、アプリケーションはメモ帳、というものでした。ちなみに、一般の人はよく分かりませんが、少なくとも僕にとって、あの長さの文章で40分というのは異常に速いものです。どうやら、サブノートというのは集中するのに適したインタフェースのようです。それよりも、メモ帳というアプリケーションがいいのかも知れません。
こうやって考えると、機能の多いものが優れているわけではないということがよく分かります。サブノートはLibretto ff 1100CTという機種です。CPUはMMX Pentiumの266MHzであり、決して優れているものではありません。また、キーピッチも15ミリメートルしかありません。これは、一般的なキーボードの4分の3程度のものです。つまり、小さくて入力しづらいのです。
僕は、この環境でかつて、テキストで1メガバイトになるほどの小説を書いていたことがあります。文字数にして50万文字程度、原稿用紙で1250枚分くらいです。まあ、内容は前半と後半で矛盾だらけのひどいものでしたが、それはともかく、それだけのものが書けたのです。作業環境というものを考えるとき、シンプルさというものは極めて重要だと思います。
また、かなり大きなボリュームでヘッドホンをかけていました。僕は昔から、集中したいときはヘッドホンを使うようにしています。これも、意外と重要なのかも知れません。ノイズが小さければ良いというものでもないようです。
ヘッドホンが良いというわけではなく、自分に合った集中の仕方を見つけることが大事ということなのかも知れません。実際、弊害もあります。ヘッドホンをかけると、集中力が増す代わりに、視野が著しく狭くなります。自分でも明らかに分かるほどです。特に、問題解決の方法を考えているときは、いろいろな視野から幅広く考えることが大切ですが、そのような考えが明らかに止まります。ただ集中すればそれでよいというものでもないのでしょう。