Wikiと学習

オンラインゲームの攻略サイトを見ると、よくWikiが使われています。Wikipediaではなく、Wikiです。
このWikiというのが、実はそれほど見やすくありません。メニューがやたらふくれあがっていたり、記事がやたら長かったり、同じことがあちこちに書いてあったり、一部分だけがやけに詳しく書いてあったりするのです。みんなそれぞれ思い思いに書いていて、Wikipediaのような管理の仕組みもない以上、仕方がないことなんだと思います。
ところが、この中途半端な読みにくさが、実は意外とものを覚えるにはよさそうだということに気づきました。
読みにくいと言っても、わざわざWikiに書こうと思うくらいなので、知りもしないことを無理して書いてあったりすることはまずありません。そういうのってつらいので、たぶんわざわざそんなことをする人はほとんどいないでしょう。なので、内容にばらつきがあっても、基本的に走っていることを書いているわけです。だから、注意深く読めば理解はできる文章なのです。
そうすると、「読めば分かる」ということが分かっているわけなので、なんとかして読もうと思うわけです。しかし読みにくい。結構リンクが張ってあったりするのでそっちもたどってみるわけですが、それでもよく分からない。でも、そうやって読んでいるうちにだんだん分かってくる、というようなプロセスがあるわけです。
これって実は、勉強するのにちょうどいいんじゃないかな、と思ったりします。情報が分散していて一つ一つの文章が読みづらいけど、それでもちゃんと答えが書いてあるわけです。ってことは、自分の頭で考えながら読めば分かるわけです。でも、どこに書いてあるのか分からないから、リンクをたどりまくって同じ文章を何回も読むことになります。そんなことをやっているうちに、少しずつ覚えてしまうんじゃないかなあ、と思うのです。
なんかひどく眠くて全然まとまっていない文章になってしまいましたが、Wikiの読みづらさは物事を覚えるにはちょうどいいんじゃないか、という話でした。